『参院選データジャーナリズムハッカソン−立候補者の違いを可視化しよう!』

2016年7月2日(土)、参院選を約一週間後に控えたこの日に、関内のさくらWORKSにて『参院選データジャーナリズムハッカソン−立候補者の違いを可視化しよう!』が開催されました。

学生も含めた参加者12名は6チームに分かれて、参議院(神奈川県選出)議員選挙の立候補者12名を1チームで2名ずつ担当し、それぞれの候補者の政策や過去の活動を調査し、そのデータの可視化に挑戦しました。

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主催のE2D3からは今回のイベントの趣旨とデータドリブンなジャーナリズムについて、共催の早稲田大学マニフェスト研究所からはデータベースとなるマニフェストスイッチの背景と利用の仕方について、それぞれ説明を聞いた参加者たちは、緊張の面持ちで、担当する候補者を決定する為のくじ引きに挑みました。

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二人一組の6チームは、それぞれ二人の候補者について、マニフェストスイッチや各立候補者の公式ブログ、SNS等で公開されている情報を検索し読み込んでいくところから作業を始めました。

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午前中に成果物についての大枠でのアイデア出しを終え、昼休憩をとった参加者たちは、これまで収集したデータをどのような形式で示していけば相手に伝わるのか考えながら、データの追加収集やデータ可視化の作業に取り掛かりました。

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候補者によって情報の開示形式がバラバラであったり、候補者によってはSNS等を利用していなかったりと、可視化する情報の収集に行き詰まることもありました。過去の政治家としての活動経験が長かったり、複数の媒体を使って後方をしている候補者については、情報の整理のポイントを絞ることに苦慮することがありました。

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14:20からの中間発表では、チーム同士でペアを組みお互いの進捗や課題を共有しました。他のチームの報告内容に影響を受けたり、相手チームからフィードバックを受ける中でそれまで検討していたものとは違った可視化の方法に気付いたチームもあったようです。

立候補者が公表している情報を拾って新たにデータベースを作成したチームもあれば、統一フォーマットで立候補者の比較が容易に出来ることを理由に、マニフェストスイッチと神奈川新聞が協力して収集した『参院選神奈川の全12候補の政策データベース(マニフェストスイッチ参院選神奈川)』を活用するチームもありました。

参加者の熱意を受けて発表開始時間は20分遅れましたが、メンターの手を借りたりしながら、6チーム全てから作品の発表がありました。

チームA 担当候補者:佐藤氏、片野氏
←チーム名をクリックするとグラフの詳細説明に飛びます

E2D3にある二部グラフ(bipartite graph)を使うことで、体験できる政治をイメージ。注目する政策にマウスオーバーすることで、それぞれの立候補者がその政策をどれほど重視しているかがわかる。

チームB 担当候補者:金子氏、真山氏

Yahoo!の日本語解析APIを利用して、マニフェストスイッチにある二人の候補者のマニフェストの内容を数値化。そのデータをE2D3にあるワードクラウドで表現。

金子洋一(かねこよういち)54歳 民進 現

真山 勇一(まやまゆういち)72歳 民進 前

チームC 担当候補者:清水氏、三浦氏

マニフェストスイッチ上にあるそれぞれの候補が重視する政策を数値化したデータを、レーダーチャートで表現。現在の与党の政策に対する二人の候補者の考え方についても同じくレーダーチャートで可視化。平均を出してベンチマークと設定した。

チームD 担当候補者:浅賀氏、丹羽氏

演説場所をマッピングすることで『いま会いに行ける候補者』として選挙を身近に感じられるよう工夫。それぞれ候補者の重点政策パイチャートとともに掲載。






チームE 担当候補者:壱岐氏、森氏

一目でわかる政策・候補者の考え方を目指し、①3行で示すマニフェスト、②候補者tweet内容やリツイート具合を示すレーダーチャート、③演説場所マッピングの形式で記事を構成。

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チームF 担当:中西氏、三原氏

現在の与党の政策に対して、ポジティブな発言をしているかネガティブな発言をしているかを二部グラフで示す。

発表を以ってイベントは終了。参加者からは、

「普段政治を身近に感じることはないが、今回の機会で候補者の政策等について調査する時間ができてよかった。」

「データを収集できても、可視化する部分が難しかった。」

といった声がありました。

発表後の懇親会には多くの方が参加。懇親会中には、効果的な可視化ができていたチームに対する『投票』とその『開票』が行なわれました。結果は、E2D3の徒競走グラフで発表。

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最優秀作品は、Fチームのネガポジ二部グラフでした。

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7/10以降の投票はもちろん、意思決定やプレゼンテーションにデータ可視化を活用していきましょう!

最後になりますが、参加者の皆様、会場提供してくださったさくらWORKSさま、共催の早稲田大学マニフェスト研究所さま、取材に来ていただいたメディアの皆様、そしていつもE2D3を助けてくださる皆様、ご協力いただき有難うございました。